百日祝い ・ お食い初めの仕方

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百日祝い ・ お食い初め

赤ちゃんが生まれてから100日目、「百日祝い」というお祝いをします。
そして同時に行う儀式が、「お食い初め(おくいぞめ)」子どもの健やかな成長と「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて、赤ちゃんに食べ物を食べさせる真似をします。

また、お食い初めと同時に「歯固めの儀式」も行います。これは「石のように丈夫な歯が生え、長生きできるように」という願いを込めて行われるものです。
「お食い初め」は、昔から大切にされてきた赤ちゃんのための伝統的な行事です。

では、どのような順番でお食い初めを進めていくのか見ていきましょう。

 

 


お食い初めで用意するもの

祝い膳


平椀




つぼ椀




高坏




飯椀


汁椀




鯛皿(別皿)




お膳

※お椀は基本的に男の子は朱塗り女の子は外側が黒、内側が朱塗りとされております。(地域によっては逆のパターンもあるそうです。)

 




祝箸

箸のサイズは約24センチ(八寸)です。

日本では8は末広がりという意味をもち、八寸という数字は縁起がよいとされています。

 




歯固めの石

歯固めの石は、お宮参りで行った神社で頂けるケースがあるようですが、近所の川や海で拾った石でも大丈夫です。
歯固めの石はネットでも購入できます。

 

 

 



代表的な5つの料理

お食い初め膳は、海の幸・山の幸を取り入れた「一汁三菜」が基本です。
献立の内容は、赤飯、お吸い物、煮物、香の物、鯛の尾頭付(おかしらつき)です。手間をかけすぎず、無理のない範囲で御膳をそろえてみましょう。

 


焼き物

鯛の尾頭付は「めでたい」という意味はもちろん、「首尾一貫」という意味もあります。






赤飯

白米に、小豆や「ささげ」で赤く着色します。赤い色には邪気を祓う力があるとされています。

 



お吸い物

ハマグリや鯛、筍、松茸など、季節のものを椀だね(具材)にします。
ハマグリには「良き伴侶に恵まれますように」という願いが込められていますが、これはハマグリの貝殻が、もともとペアになっている殻としか合わないという性質から由来しています。
またお吸い物には、「(おっぱいを)吸う力が強くなりますように」という願掛けの意味もあります。





煮物

煮物に入れる具材としては、人参・大根・かぼちゃ・椎茸・里芋・レンコンなどが一般的ですが、これらはそれぞれ下記のような意味があります。

  • 人参と大根で「紅白」
  • かぼちゃや椎茸を亀の甲羅型に飾り切りして「長寿」
  • 里芋は多くの小芋を成すので「子宝に恵まれる」
  • レンコンは「穴が空いていて、先を見通せる」

 



香の物

キュウリやナスなどの漬物で、口のなかをさっぱりさせ、味覚をリセットします。

 

 



お食い初めの儀式を行う養い親

正式なお食い初めの儀式で赤ちゃんに食べるマネをさせるのは、「養い親」と言われる人です。「養い親」は親戚や祖父母の中で一番長寿な方という意味です。その方の長寿にあやかるという意味が込められ行います。

基本、男の子は男性の養い親のひざに、女の子は女性の養い親のひざに座らせて、食べる真似をさせます。

 





お食い初め儀式の順番

まずはその年にもっとも縁起がよい方向である、恵方を向きます。
恵方は歳徳神(としとくじん)という福徳を司る神様がいる方向です。
ちなみに2018年の恵方は「南南東」です。



お食い初めの儀式は祝い箸を使い下記の順番にて行います。

 

 

お食い初めの最後の順番に歯固めの儀式を組み込まれていますが、箸先を石にチョンとつけ、その箸を赤ちゃんの歯茎にやさしく触れさせましょう。
「石のように硬くてなんでも噛める丈夫な歯が生えてきて、長生きできますように」という願いを込めます。
お食い初め、歯固めの儀式が済んだら、お祝膳は大人たちで美味しくいただきます。

 

 

百日祝いとはとても意味のある行事です。

お子様が大人になったとき、行っていなければ悲しい思いをさせるかもしれません。

お子様にとって一生に一度の記念すべきお祝い行事。

記念写真もお勧めいたします。

生後100日のお子様をお世話しながら料理や祝い膳などの用意は大変だと思います。祝い膳はレンタル、料理は出来上がりを届けてもらえるお店もあるみたいです。
また写真だけの100日記念を行うご家族も増えておりますので、ご予定が合う内容でお勧めいたします。




振袖&フォトスタジオさくら(旧ピエロ&サーカス)



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